★★★☆
『シン・ゴジラ』から7年。まずは『シン・ゴジラ』の後のゴジラ作品を受けたことに敬意を表します。
とはいえどうも不安要素がぬぐえないのが山崎貴監督作品……。ということで期待をせずに観にいったのですが、あっぱれ面白かったです。
ゴジラ映画だからといって怪獣映画として描かず、ノスタルジー人間愛モノ(ALWAYS三丁目)と特攻モノ(永遠の0)という監督の代表作のフィールドに持ち込んでいます。
もう一つ、おそらくゴジラ史上初の、核の落とし子としてのゴジラのその前を描いたというコペルニクス的な発想も本作の特徴でしょう。
もちろんちょっと??な部分もありましたが、シン・ゴジラを意識しつつ、この形で決着をつけた監督の手腕はお見事でした。