Life is a showtime

やりたい事とか日記とかをつれづれなるままに……

東京の街を走ってきた(赤坂~乃木坂~外苑前~国立競技場編)

久しぶりの東京出張でした。東京出張にあわせてやっていた出張ジョギングを久しぶりにやってきました。

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今回のスタートは赤坂になります。

行先は、皇居方面か青山方面か迷ったのですが、前回の出張ジョギングでは新国立競技場の工事中を回ったので、あらためて東京オリンピックを経ての国立競技場を観にいくとにします。

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まずは乃木坂。乃木坂の由来は、日露戦争の乃木将軍なのですね。「坂の上の雲」を読んだおかげでイメージできます。もともとは幽霊坂。。。

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続いて、外苑前のイチョウ並木。だいぶ葉が落ちていますが、この季節にここを走れたのは良い思い出です。

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そばにある神宮球場。まさかヤクルトがこんなに強くなるとは思っていませんでした。いつか神宮で野球をみたいですね。

 

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そして国立競技場。2年前は工事中だったのが、完成しています。オリンピックを有観客でやっていたら違う印象だったんだろうなぁと思ってしまいます。

 

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国立競技場の脇に展示されている聖火台。


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国立競技場の壁には、オリンピックのメモリアルとしてメダリストのプレートがありました。

 

この外苑前~国立のあたりって信号も少なく、走りやすい!ジョギングするには最適な場所の一つですね。

lifeisashowtime.hateblo.jp

武蔵国一宮 氷川神社に行ってきた!

仕事で埼玉に行くことがあり、そのついでに大宮にある氷川神社に行ってきました。

大宮の語源にもなっている氷川神社

大宮駅から歩くと20分ほどかかるということで、時間がないのでレンタサイクルで向かいました。自転車だと5分ほどで到着。

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氷川神社の参道が長い!なんと2㎞もあるそうです。

境内には、七五三シーズンで、平日にもかかわらずかなりのファミリーがお参りしていました。

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大きい境内なのですが、時間がないので、本殿に参拝のみとします。

あと絵馬が「ふくろ絵馬」というものになっています。こちら願い事が他の人に見られないメリットがあり、また吊るしたときに写真映えします。

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ちなみに氷川神社の東には大宮公園が整備されていて、こちらは写生をしている老人たちがたくさんいらっしゃいました。また運動公園が併設されており、NACK5スタジアムがあります。サッカーの時は混雑するのでしょうね。

 

御朱印はこちら

こちらがいただいた御朱印

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一宮というのはいいですよね。

musashiichinomiya-hikawa.or.jp

(映画)ザリガニの鳴くところ@109シネマズ名古屋~「自然界で生きるとは」を考える良質のミステリー

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★★★☆

 

全世界で累計1500万部を売り上げたディーリア・オーエンズの同名ミステリー小説を映画化。地味な映画でしたが、静的な非常に良質なミステリー映画でした。

 

ノースカロライナの湿地帯で暮らす娘。その娘が殺人事件の容疑者の裁判にかけられる。

娘の過去、なぜ湿地で一人で暮らすようになったのか、その成長について、恋についてが裁判シーンとクロスしながら描かれる。

 

この構成が非常にうまくできていました。

湿地の娘は、文字を学び、絵を描き、本を読み、自然を観察する力で生物学に目覚めていく。

主人公カイアが作中言う言葉、「生物が生き延びるためにする行動に善悪はない」。自然の中で生きるとはそういうことだということを、地で行く作品でした。

 

主人公を演じたデイジーエドガー=ジョーンズが美しすぎました。

www.zarigani-movie.jp

(映画)すずめの戸締り@109シネマズ名古屋~ロードムービー&大人になるとは過去に向き合うことだと感じる良作!

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★★★★

 

新海誠監督作品、最新作。

「君の名は」では隕石衝突。「天気の子」で大雨(温暖化)という災害を描いてきた深海誠。そして今回は、地震

東日本大震災から12年。記憶が薄れつつある中でのこのタイミングでの作品でした。

 

宮崎から始まったお話が、四国、神戸、東京、福島へと続きます。ロードムービー的な一面があります。ロードムービー映画の特徴であるのが、主人公の成長。本作もそのパターンにあり、各地の災いを収めつつ主人公が成長していきます。

 

その成長とは、大人になること。大人になることとは、自分のトラウマに向き合うこと、それを克服すること。この大命題は、大人になった後の自分自身が感じたことであり、他の映画でも度々描かれて、そのたびに僕は「そうだよなぁ」と感じています。

 

本作のトラウマとは、文字通り「震災」。高校生になる主人公「すずめ」が心の奥底にしまい込んだ震災の記憶。それと向き合う物語。

 

本作はそれを「扉」という象徴的なものとして表しています。

作品の物語として各地の忘れ去られた場所で災いが起こるということなのですが、その記憶というものを一般の人々の記憶としての「扉」として表しつつ、もう一方で、自分の記憶についての「扉」を開けて向き合う。

その2つの意味での「扉」を使った良作だったと思います。

 

「天気の子」では批判があった2人の世界系(世がどうなっても二人の世界を守るという純愛)が、世の中と向き合ったときのパターンとして紡がれた作品だったと思います。

※ちなみに「天気の子」は、個人的には世界がどんなことになっても人々は、生きていくという意味で、僕は好きなストーリーでした。

 

(読書)SHOE DOG(シュードッグ) /フィル・ナイト~NIKE創業者の物語

数年前に話題になった本を図書館で見つけたので読んでみました。

 

NIKE創業者の物語。

1962年、二十代だった著者が世界旅行の途中に訪れた日本。そこで当時のオニツカタイガーにほれ込み、これをアメリカで売らしてくれと直談判。そして販売権を獲得。

アメリカの販売代理店を立ち上げた著者が、オニツカを売りまくる。そして来るオニツカとの決別からのNIKE創業。オニツカや政府との訴訟、株式上場と創業者のリアルな物語がビジネス的にも物語的にも繰り広げられます。

 

個人的に特筆すべきは、まずもってオニツカタイガーの販売権を獲得するためのくだりでしょう。

24歳だった著者が思いつき、日本に行き、アポをとり、販売権を獲得する契約をまとめる。これがアメリカ的考え方なのか、それとも若さなのか。

 

プロローグにこう書かれています。

1962年のあの日の朝、私は自分にこう言い聞かせた。馬鹿げたアイディアだと言いたい連中には、そう言わせておけ……走り続けろ。立ち止まるな。目標に達するまで、止まることなど考えるな。”そこ”がどこにあるのかも考えるな。何が起ころうと立ち止まるな。

 

世を変えるのは、情熱をもつワカモノ、ヨソモノ、バカモノであると言われています。

ワカモノでもヨソモノなくなりつつある自分は、強いて言うとバカモノであり続けたいと思った本です。

 

 

(読書)琥珀の夢/伊集院静~サントリー創業者 鳥井信治郎の物語

サントリーの創業者、鳥井信治郎の生い立ちから描いた小説。

船場商人の家に生まれたということで、非常に親しみがあります。サントリーといえば今でこそビール、ウィスキーですが、その洋酒文化を切り開いた執念を感じることができます。

 

何をおいてもその行動力と好奇心に圧倒されます。

店を開く前に兄からもらった開店準備金を使って、ふと見た思い立って神戸から横浜、小樽へ行く船に乗り込む。そこで出会った洋酒(さらに人脈の作り方も半端ないです)。

葡萄合成酒から始まり、国産ウィスキーの開発。

葡萄合成酒赤玉ポートワイン」の開発から全国シェアをとるまでの争いや、国産ウィスキーの開発の執念がすざまじかったです。国産ウィスキーの開発においては、周りが反対する中で、竹鶴政孝を雇い、山崎の地で開発を進めます。

 

ウィスキーは、熟成期間が必要でその間、1円も生まないという、銀行家からすると手を出してはいけない商品でした。それでも開発を続けた執念たるや……。

(それが今や世界五大ウィスキーとしてジャパニーズウィスキーが評価され、中国人が1本数千万円でも買っていくのですから)

また第二次世界大戦に負けた後、何よりも先に山崎の原酒を守る指示を出し、GHQに洋酒の販売を始めるあたりの商魂たくましさも感服です。

 

さらに本書ではビール事業の苦戦と撤退、そして信治郎の死後のモルツの躍進の話まで触れられています。このあたりも問屋問題があったことなど、へぇーと思うことが多々ありました。

 

関西のお酒というと、灘・伏見の清酒会社が時々出てきます。当時は清酒の時代だったんですよね……。

あと信治郎の息子が小林一三の娘と結婚していたりと関西財界の中枢にいたことがよくわかり、このあたりも関西出身としては面白かったです。

 

 

(映画)線は、僕を描く@109シネマズ名古屋~青春映画の新たなる金字塔、緊張感と涙腺崩壊と

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★★★★

 

ちはやふる」で青春映画の金字塔をつくった小泉徳宏監督による新しい青春映画。

今回は水墨画が舞台です。「ちはやふる」のような部活ものではなく、主人公が大学生ということもあってか、自分の生きる道を見つける話になります。

 

横浜流星演じる主人公による喪失と向き合うこと。

コンプレックスの克服は、大人への一歩。これは僕の考えることと同じく、本作もその考え方に沿った作品になります。

 

線を描くシーンの緊張感、全編に漂う喪失と向き合い。これが、どうしてか涙腺を刺激し後半は涙をぬぐいながら観る作品でした。

 

自分の線を見つけなさいと師匠である、湖山は言います。

運命というものは、なるものではなく、結果として、できたものかもしれません。歩んだ後の轍みたいなもの。

 

主演をした横浜流星、良きライバルを演じた清原果耶、さすがの江口洋介。魅力的な演者たちで、彼らのその後をしりたくなるほどの良い作品(「ちはやふる」も続きをしりたくなるほどの良作でしたね)でした。あと途中、自分が行っていた大学がロケ地で使われていたのもご愛嬌でした。

 

新しい青春映画の金字塔、ぜひご覧ください。

 

senboku-movie.jp