昨年、亡くなられた著者。その著者が2012年に東大の講堂で行われた講義を本にしたもの。
熱く、若者に、日本を変えてくれと「檄」を飛ばします。
- 本を読んで終わり、人の話を聞いて終わりではなく、行動せよ
- 自分の人生は、自分で考えて、自分で決める。そのための「思考の枠組み」としてリベラルアーツがある。
- パラダイムシフトとは世代交代である。
- 「交渉」とは相手の利害を聞くこと。
講義なので、終盤に質疑応答があります。その中で面白かった質問で、他人から盗めないものはなんですか?という回答が「その人の人生は、盗めない」というものでした。
本に書いてあることなんかより、自分だったり自分のまわりのニッチな情報の方が、真似できない、価値があるというもの。
この考え方、好きです。
さて、2020年6月30日は過ぎてしまいまいた。まさかこんな世の中になることは想像もできませんでした。
そして日本は本当に大丈夫?と思う方向にどんどん進んでいます。ただ世界は変わっても結局は自分がどうするか、それに尽きますね。