
★★★
酔った勢いで自販機と店員に暴行を働き、警察に連行された正体不明の中年男。自らを「スズキタゴサク」と名乗る彼は、霊感が働くとうそぶいて都内に仕掛けられた爆弾の存在を予告する。やがてその言葉通りに都内で爆発が起こり、スズキはこの後も1時間おきに3回爆発すると言う。スズキは尋問をのらりくらりとかわしながら、爆弾に関する謎めいたクイズを出し、刑事たちを翻弄していくが……。
評判が良かったので観てきました。サスペンス映画としての脚本は面白かったです。取調室での心理戦と東京での爆弾騒動を行ったり来たりする演出など、普通に娯楽映画として楽しかったです。
役者としては、被疑者の佐藤二朗が何といっても圧巻の演技でした。「あんのこと」でも良い演技でしたね。あとは渡部篤郎もさすがです。意外なところでは、山田裕貴が良い役をやっていました。こんな知的な役ができるのですね。