最近値上げされた名古屋市営バス。200円から210円になりました。時々、通勤などで使用しています。電子マネーで支払いをすると値上げの実感が湧きづらいもんですね。さて、地下鉄と違って、「どこを走っているかわからない」「いつ来るかわからない」など敬遠されがちなバスについて今回考えてみたいと思います。
バスなしでは成り立たない東京。敬遠されるそれ以外の政令指定都市。
個人的な感想ですが、東京におけるバスの必需性は高いように思います。六本木~渋谷なんていう数分おきに来るバス路線もあったりします。各主要なターミナルはもちろん、郊外の住宅地のターミナルからも立派なバス路線が引かれています。
一方、大阪や名古屋になってくると、鉄道の発達のためかバスが敬遠されているように思います。鉄道の速達性、正確性が優先されるのでしょうか。
この差は東京も基本的には鉄道社会なのだけれども、敬遠されがちなバスでもあまりにも人数が多いためバス路線が成り立つということでしょうか。また鉄道とバスのネットワークによって都市圏が成立しているということもありますね。
一方、大阪、名古屋になると東京ほどは人数が多くない。300万人程度の人口であれば鉄道網でカバーできるということでしょうか。
なぜ発着ターミナルは、中心地なのか?
毛嫌いされるバスですが、それでも僕が住む名古屋には、基幹バスというラッシュ時には2~3分おき、昼間でも10分おきの路線が2つ存在します。簡単にいうと、北東へ向かう路線と南に向かう路線です。この2路線のバスは、栄(一部は名古屋駅)を発着ターミナルとしています。ここで疑問です。なぜこの2路線を一つの路線として繋げないのかということです。
つまり市内北東部~栄経由~市内南部という路線ができないのかということです。このように中心地を挟んで両方に伸びる路線があってもいいのではと素人ながらには思ってしまいます。
思いつく限りの長所と短所をあげてみると、
メリット
- 中心地を挟んで行きたい乗客は、乗り換えなくても良い
- 中心地のバスターミナルのスペースの削減
- バス車両の有効活用
デメリット
- そもそも中心地を挟んだ先の目的地の乗客が少ない
- バスは遅延が多い。よって路線終点付近の遅延がひどくなる。
鉄道では近郊型の路線はどんどん他の路線と乗り入れが進んでいて、ターミナル駅が終点ということは無くなってきています。(東京でいうと京浜東北線とか)
バスにおいてもその考え方が導入できないものかとちょっとだけ思ってしまいました。