Life is a showtime

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(読書)魔法的モノローグ台本+4+2/小沢健二

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今年6月に行ってきた小沢健二のライブで買った1冊。こちらエッセイが3篇と広告についての考察が書かれている。

エッセイでは、国際結婚をした彼による日常で感じる言語について書かれている。子供を育てていく中での気づきなんかも書かれています。

 

その後、本の大半を占めるのが広告についての考察。これは以前の書籍『企業的な社会、セラピー的な社会』でも考察されていましたが、それよりもわかりやすいお話しとなっています。

例えば、広告がマスコミを形成いることで世論は実は広告主の意向が間接的に影響していることからはじまり、現代生活では広告を浴び続けていること、世の中が若者文化だらけなのは広告主がそこをターゲットにしているからだったり、若者をターゲットにした方が広告効果が高いことなどなど。

載っていたエピソードの中で印象的だったのは、「モノ、カネ、外見を重視する気持ち」が強いと人生の満足度が低いという研究結果があること。実は「モノ、カネ、外見」をPRしたいのは広告主の多くであるという真実…。

 

随所に、小沢健二ってやっぱい賢いなぁと感じます。

ライブ会場以外では手に入らないのが残念。

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