キュランダの翌日に申し込んだのが、子どもたちには、やっぱり動物でしょうということで、「大自然動物探検ツアー」というもの。
ありがたいことに午後1時出発になります。今回は日本語ツアー。動物の解説やその他雑談でツアー中盛り上げてくれます。
ケアンズからキュランダ方面に向かいます。途中、展望台やネイチャーパークで希望の方のコアラ抱っこ撮影などをしていきます。我が家族も子どもの希望でコアラ抱っこ写真を購入!ファミリーで27ドル!高いっ!と思いつつもいい思い出にもなりました。
さてツアーは、まず2メートル近い蟻塚の見学へ。実は蟻塚自体は決して珍しくなく、車ではしっている傍からポツポツと岩のようなものが見受けられます。これらが蟻塚ということでした。見た蟻塚は2mほどあって大きいものですが、ただの道端に車を停めて見学するというもの。穴が開けて会って、蓋を取ると蟻が出てきます…。
つづいて向かうのが、ワラビーへの餌付け。キャンプ場にいる半分野生のワラビーに餌付けができます。餌は市販のペットフードのようなもの。ワラビーもわかっているので、寄って来てくれます。
まるで奈良公園の鹿ですね。子どもたちは楽しそうに餌をあげまくっていました。
ピーナッツ工場併設の休憩所でフルーツを頂いたあと、続いて向かったのが、「カーテンフィグツリー」といわれるもの。熱帯雨林の林冠に鳥の糞に入っていたイチジクの実が芽をだし、根を下ろしていきます。そうするともの親木が倒れるということで、このような光景がうまれるということです。
ちなみに樹齢500年ほど。
できたばかりの火山島に最初に植物の実を運んできたのも鳥でした。鳥ってすごい拡散力があるのを改めて思い知ります。
次に向かったのがこの「カーテンフィグツリー」のすぐそばにあるカモノハシの見学場所。といってもただの小さな小川になります。川沿いに遊歩道が一応整備されていて、それを辿っていいきます。
遭遇率は60~80%ほどのようですが、この日はなんと2匹のカモノハシに遭遇することができました。これはかなり珍しいようです。
愛くるしいクチバシを持った、泳ぐイタチといったところでしょうか。思ったよりも小さく、お尻を振りながら泳ぐ姿はカワイイです。
カモノハシはオーストラリアにしか生息しない単孔類(尿・便・生殖が同じ穴)になります。日本の動物園にもまだ1度も来ていません。知名度は抜群だけど、実はほとんど見ることができない貴重な動物なんですね。
日も落ちてきて、BBQ会場である牧場に向かいます。
夕食までの間にブーメラン投げや馬への餌やりなどをさせてもらいます。オーストラリアっぽいですね。
夕食は、オージービーフとカンガルーの串。カンガルーは焼き立ては堅めの肉だなぁと思って、普通に食べれますが、冷えてくると臭さがでてきます。まぁ全部食べましたが…。
夕食後には牧場を散策。暗闇で夜行性動物を探しつつ、南半球の天体観測となります。半月の夜でかなり明るかったのですが、南十字星もなんとか観ることができました。新月だと本当に降ってくるような星空ということです。
星空観察を終えて、食事場に戻るとポッサム(リスのような有袋類)、バンディクート(ネズミのようなウサギのような有袋類)が餌を食べに来ていました。
多くの動物を見ることができた夜行動物探索ツアーでした。子ども連れならかなり楽しめると思います。