今回の10連休を使って三島から東京へ自転車旅行をしました。平塚と東京で宿泊をしたのですが、なんと5月4日に東京にいる!
ニュースで新天皇による一般参賀があるということを前日に知りました。しかも宿泊したのが愛宕山。これは縁です。いくしかないです。
ニュースでは大変な混雑が予想されることが伝えられています。1回目が10時からということでしたので、7時前を目安に並び始めました。
しばらくすると団体らしき人が手旗を配ってくれます。
すでに多くの人が並んでしいましたが、それでも早かったのでしょうか。
8時半ぐらいには、待機列が動き、手荷物検査へ。この後再び待機列。
この隊列運営が素晴らしいこと。素晴らしい運営でした。列が動くと、手荷物検査を終わったかたをその空いた列に進ませる。さすがおそらく日本最高峰の運営システムです。
それでも9時過ぎには皇居内への案内が始まります。順番に二重橋を渡って皇居内へ進みます。
そして、テレビで見るあの光景の場所へ。
二重橋を渡るとすぐにあるのですね。そして広い。優に2万人は収容できます。
待つこと15分。10時ちょうどに陛下登場!
オォー!
スゲー!
ホンモノだ!
そこにいらっしゃるのは紛れもなく、テレビでしか観ていなかったお方です。
お言葉もありがたく拝聴します。
そして退室。
この間、約5分ほどでしたが、なんとも言えない充実感のある時間でした。
全く持って右翼ではありませんが、国民の象徴という立場の天皇陛下という存在って、すごいもんだなぁと再認識します。
以前、某ラジオ番組で、皇族にとって一番大事なのはどうしたら天皇制というものが続いていけるか、国民の理解を得られるのかということである。そのうえで、現在の上皇は、「旅」と「慰問」ということを通して、国民と対峙し国民の象徴の務めを果たしたというような意見を聞きました。
この意見についてはなるほどなぁと感心しました。象徴というのは、多くの国民に認めてもらった上で成立します。そういうことを熟考されたうえで、今回の生前譲位ということにたどり着かれたのでしょう。
結果として、この祝賀ムードの中で、新しい時代を迎えることができました。これも「国民の象徴とはなにか?」ということの一つの方法だったのだと思います。
素晴らしい連休のひとつの体験でした。