高松で1泊後、翌日向かったのが徳島です。目的は鳴門の大原国際美術館と渦潮になります。
本当はちょうど鳴門阿波踊りというものがやっていたのですが、コロナのせいで中止となってしまいました。
四国八十八か所巡礼 第一番礼書 霊山寺 & 阿波国一之宮 大麻比古神社
鳴門へ行く前にせっかくなので八十八か所巡礼の一つ目のお寺である「霊山寺」に立ち寄ります。さすが第一番ということで、お遍路グッズを売るお店もあったりと少し華やかです。
境内には池があり、6体の童子が地蔵菩薩に祈っているのなんともかわいい。一方、本堂は、暗い部屋にオレンジ色の灯篭が数多くぶら下がり、お香が漂う空間は、やはり特別でした。
御朱印は駐車場の横にあるグッズ屋さんでもらうことができました。
この霊山寺の近くにあるのが、阿波国一之宮である大麻比古神社になります。大鳥居から長い参道(車で近くまで行くことができます)を進むと赤い橋があり、その先が境内になります。
境内の真ん中にご神木の楠木があります(立派)。
残念ながら本殿は改修中でした。
この本殿の裏側に眼鏡橋 とドイツ橋という小さな橋があります。これは、第一次世界大戦時に徳島の坂東に収容されていたドイツ兵たちによって作られたものということです。
捕虜として収容中も地元民たちとの交流もあったようで、近くにドイツ村があるなど、今なおドイツとの友好を前面に押し出しています。
ちなみにこちらが御朱印になります。
大塚国際美術館
さて続いては今回の旅の目的の一つでもある大塚国際美術館です。数年前にも行ったことがあり、2度目の訪問になります。
陶版名画の美術館という類を見ない美術館で、逆説的に言うと世界の名画を一同にみることができるという美術館になります。
実は息子たちは「どうぶつの森」の名画シリーズで登場する名画に興味をもち、今回の訪問となりました。
ざっと覚えている範囲でも、「モナリザ(レオナルド・ダ・ヴィンチ)」「ひまわり(ゴッホ)」「落穂拾い(ミレー)」「笛を吹く少年(マネ)」「牛乳を注ぐ女(フェルメール)」「丸い真珠の耳飾り(フェルメール)」「民衆を導く自由の女神(ドラクロア)」「ヴィーナスの誕生(ボッティチェリ)」「夜警(レンブラント)」「戦艦テメレール号(ターナー)」などの有名なものから、「四季「夏」(ジュゼッペ・アルチンボルド)」や「フォリー・ベルジェールのバー(マネ)」「グランド・ジャット島の日曜日の午後(スーラ)」「雪中の狩人(ブリューゲル)」までありました。
息子は見つけつたびに写真に収めていました。
一般的には、システィーナ礼拝堂や「最後の晩餐」がメインですよね。
とても館内が広く、西洋絵画はルネッサンスまでは宗教画が多い……。時間がないのであればルネッサンス以降から回るのが正解だと思います。
それにしても子どもに名画に興味を持たせる「どうぶつの森」恐るべし。
鳴門の渦潮を上から見る
鳴門というと渦潮。前回鳴門に来たときは船で観たのですが、今回は大鳴門橋から見ることにしました。鳴門側から橋に併設された展望スペースまで500mほど歩きます。ちょうど満潮時刻と重なり渦ができては消える様子がわかります。
パネル展示でなぜ鳴門に渦ができるのかの解説もありました。それによると干満の差でできるのですが、紀伊水道から満潮時に潮が大阪湾に流れ込み、明石海峡を通り瀬戸内海へ。瀬戸内海から鳴門海峡に戻ってくるまで約6時間。その時には太平洋は干潮になっており潮の流れができて、渦になるということです。
淡路島があったからこそのこの渦潮なんですね。勉強になりました。