台北滞在二日目。この日は午後から十份&九份のツアーに申し込みをしていました。一人4000円ほどでした。実はこの日、台北のサマーフェスティバルで花火が上がるようでして、これを事前に知っていればツアーの日程を変更したのに……、残念。
行天宮~中正記念堂
ツアーを午後からにしていたので、午前中は台北観光です。どこに行こうか迷ったのですが、まずは行天宮へ。ここは三国志の英雄、関羽を祀っている宮になります。
宮自体は小さいのですが、おみくじを引くことがきます。台湾式の赤い三日月型の木片を投げて、表と裏が別々にならないとそのクジを引くことができないというもの。単なるくじにひと手間かかっています。
くじの番号を覚えて社務所で紙をもらいます。何と日本語入りでした!
近くに占い横丁があるのですが、妻が興味がないのでパス。
また時間があったので次に向かったのが中正記念堂。
こちらは中華民国建国の父、蔣介石の像があります。中正記念堂&その前の自由広場が超巨大。そのスケールはなかなかなく、天安門広場を彷彿とさせます。もしくは、広場に向かった座る蒋介石の構図は、ワシントンのリンカーン記念堂を連想させられます。
十份・九份ツアー
十份・九份ツアーは13:00集合ということで、台北駅の2階のフードコートで昼食をとります。ここで隣になった台湾父娘から話しかけられます。こんな時は、Google翻訳が便利。おじさんは、台北に孫に会いに来たという。さらに自転車で3回台湾一周をしたことがあるという。台湾一周は7日間でできるらしく、ちょっとやってみたくなります。
さてツアーは、まずは十份へ。台北から1時間弱で到着。台湾自体は20年ぶりの訪問だったのですが、当時は九份は有名だったのですが十份は全くの無名な町でした。それが「塔の上のラプンツェル」で灯籠飛ばしが有名になったおかげで一気に有名に。川沿いにある十份駅に線路の両脇に広がる灯篭屋さん。
案内された灯篭屋では、車内で選んだ灯篭がハンガーラックにかかっていました。手際よく灯篭に案内され、筆で願い事を記入。書き終わると線路の上に案内されます。店員さんが手際よく、渡したスマホで記念撮影。灯篭の下にある紙にライターで火をつけます。手を放すとあっという間に、灯篭が上がっていきます。
最近見た『青春18×2』という映画にもこの十份のシーンがあり、エモく描かれていました。こちらは映画にも登場した十份駅。
列車が到着すると多くの人が降りてきて、灯篭屋に吸い込まれていき、次から次へと灯篭が上がっていきます。これは夜に観るととたしかに幻想的でしょうね。線路の上から上げるというのも台湾でしか体験できないものですもんね。
ちなみに上がった灯篭は燃料が燃え尽きると落ちていきます。あちこちで灯篭が引っかかっています。これはこれでいずれ問題になるのだろうなぁと思ったりします。ちなみに紙に燃えないかというとそうでもなく、ちょうど燃えたところに居合わせました。
山火事になったら大変ですね。。。
灯篭上げの次は十份瀑布です。
歩くと20分ほど、ツアーなのでバス移動です。吊り橋を渡ってこちらが滝です。まぁちょっとした観光地といったところでしょうか。台湾のナイアガラは言いすぎです……。
さて十份の後は、九份へ。
台湾を代表する観光地ということでメチャクチャ人が多いです。土日は観光バスの乗り入れが規制されて、パークアンドライド制となっています。さてそんな九份ですが、20年ほど前に行ったはずなのですが、全然覚えていません。
有名な「阿妹茶酒館」の前は大混雑です。
こちらは、ほぼ頂上にある「阿柑姨芋圓」のタロイモスイーツ。TAROと看板にあったのですが、タロイモだったのですね。
暖かいタロイモスイーツを氷に上にかけて、溶かしながら食べるというもの。お味は意外と甘くなくサッパリしていました。
眺めが良い席がたくさん用意されており、絶景の夕暮れを見ながら食しました。
ツアーでは九份の滞在時間として2時間半用意されていました。スイーツを食べるだけだと十分な時間。食事をするとなるとちょっと足らないかなぁといったところです。
台北戻りは21:00前。寝ていても連れて行ってくれるのはツアーの良い所。子連れ旅行にはツアーが楽ですね。