阿蘇・九重と回って、この日の宿は別府です。土曜日ということもあってホステルの個室というだけで9000円もしました…。
「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」といわれた日本一の湧出量を誇る温泉地です。それを一望できる湯けむり展望台から見た別府市内は、あちこちから煙が立ち上る、ここでしか見ることができない不思議な景色でした。
この光景は後生に残したい日本の風景の第2位にも選ばれているということです。
ということでまずは温泉の紹介からです。
別府温泉のシンボル 竹瓦温泉&宿から2分の海岩月温泉
そしてこちら入浴料はなんと100円!別府市民、羨ましすぎます!
湯上り場の雰囲気が最高です。
ちなみに浴場は脱衣場とつながっています。シャンプーや石鹸シャワーもなく、温泉のお湯で体、頭を洗う。とても綺麗とはいえない浴場だが、風情があるとはこのことでしょう。大人にはちょうどいいお湯加減だけど子供には少し熱いだろうということで、近所のお爺さんがお水を足してくれる。こうした交流もこんな古い浴場ならではですね。
翌朝もせっかくですので朝風呂に。今度は宿から2分のところにある海岩月温泉という浴場へ。こちらは最近整備されたようで、かなり綺麗。シャワーもちろんあります。そして入浴料はこちらも100円!
恐るべし別府の温泉福利厚生!
緩めと熱めの2つのお風呂に分かれており、子連れとしては快適でした。
別府観光の代名詞、地獄巡り
昔ながらの観光地である別府。残念ながら湯布院のようなオシャレな要素は皆無です。そんな別府の観光スポットといえば地獄巡りといわれる変わった温泉を巡るものがあります。
海地獄、山地獄、鬼石坊主地獄、かまど地獄、白池地獄、鬼池地獄、血の池地獄、龍巻地獄の8つの地獄を巡るというもの。ネットでは全部見る必要がない!などかなり評判が悪いです。とはいえ、国指定名勝に選ばれている海地獄、白池地獄、血の池地獄、龍巻地獄ぐらいは見ても良いかなぁという印象です。海地獄、白池地獄、血の池地獄は、その周りの風景と池の色が合間って、非常に地獄なのにうつくしかったです。
こちら海地獄。まずはここから。
こちら血の池地獄。なんとなく地獄っぽい…。
残る龍巻地獄は間欠泉になっています。30分に1回、吹き上げるというもの。1回吹き上げると7分ほど続きます。7分も続くのは珍しいと思います。残念なのは、囲いがあるということ。どれぐらいの高さで上がるかなどが分かりません。
これら以外はツッコミどころ満載の地獄めぐりです。鬼がいたり、カバやワニが飼育されていたりします。
子供は喜んでいましたが、B級観光地具合には苦笑せざるおえません…。このあたりはデイリーポータルで特集されていました。
@nifty:デイリーポータルZ:ピカピカのおじさんと別府、地獄。
もう一つ、地獄めぐりで子供が喜んでいたのが、地獄の蒸しプリン。普通に美味しくいただきました。
別府のグルメといえば、鳥天と魚
調べたところ東洋軒という中華料理屋が始めたメニューということで、別府の中心街から少しいったところにある東洋軒へ行ってきました。
こちらが本家の鳥天。
驚きのフワフワ唐揚げでした。子供もペロリと食しています。確か中津もフワフワ系だったと思います。最近Bグルメイベントで、屋台が出ていたりしますが、やはり屋台よりもこうした中華料理屋でのものは出来上がりのサクサク度合いが違います。これは食す価値ありです。
もうひとつ、別府のグルメといえば海の幸。四国との間の豊予海峡で獲れる魚、特に関サバ・関アジなんかも有名です。
今回は別府北浜にある、とよ常を訪れました。
定食でヒラメの揚げ物や地鶏のセセリなんかをお手頃にいただいきました。人気店のようで非常に賑わっていました。座敷でして子供を連れてでも安心でした。
西寒多神社と柞原八幡宮
まずは、西寒多神社(ささむたじんじゃ)。大分市の南にある。石橋を渡って境内へ。この日はウォーキングイベントがあったようで、ご老人が多く参加されていました。その団体が去った後は静かな境内に戻っていました。
西寒多神社よりも豪華&自然を生かした作りの境内。この日は多くの七五三のための参拝客で賑わっていました。
両神社の御朱印はこちら。
宇佐神宮へ
別府を後にして夕刻に向かったのが、宇佐神宮です。別府からは約1時間で訪れることができます。全国の40000の八幡社の総本宮で日本三大八幡社のひとつ、格式も伊勢神宮に次いで全国二番目だそうです。駐車場も大きく、門前町も少しあるという大きな神社でした。昔は鉄道も引かれていたということで、神宮の入口にSLが展示されていました。
境内も伊勢神宮ほどではないにしろかなり大きく、綺麗に整備されています。
本殿がこちら。残念ながら一部修復中でした。立派ですよね。
また宇佐神宮には本殿とは別に下宮があります。こちらは庶民のための宮ということです。
こちらはひっそりとしています。そのほか本殿脇からは奥宮を望む窓があったり興味の尽きない神社でした。(子供は全然興味がわかないようです…)
ちなみに御朱印はこちら。