図書館でたまたま見つけて、読んだような気もするけど…と思いながらの再読です。
『夜は短し、歩けよ乙女』の森美登美彦による京都&学生という設定の小説です。今回はイケてない(あとがきの本上まなみ嬢がいうところによるとヘモい)男子大学生が主人公。
悶々とそして時間だけはある男子大学生について書かれています。同じく京都で大学時代を過ごした身としては、河原町だ百万遍だ白川通だ祇園会館の2本立てなんてフレーズだけで楽しめます。
あらすじは高橋源一郎ばりにわけわかりませんが、これもまた京大らしいということで。クライマックスの河原町を舞台にした「ええじゃないか」騒動は読みどころでした。
京都で学生時代を過ごせたことは、今となっては宝だなぁとつくづく思います。
当時は全く楽しくなかったけど、、。
ちなみにブログを書くにあたり調べてみたら2010年にやはり読んでおり同じような感想を書いていましたね。