元毎日新聞社の記者だった著者が58歳で退職をして、本屋を立ち上げたストーリーが書かれています。本文中にも書かれているのですが、「なぜ本屋になったのか」というところは不明瞭。どちらかというと名作という本はあまり読んでこなかったという。
本書は本屋を始めた理由より、本屋を始めた方法について自叙伝的にエピソード満載で書かれています。
準備は退職の数年前から。先人たちの本屋に行き、その人たちにインタビューをし、経営についてリサーチをしている。
そのうえでコンセプトは文系女子に受ける店となっていく。それは店の建築から本のセレクトとして装丁を重視するなどに反映されています、
本書後半は、収支など結構リアルなこともかいてありこれは興味深いところです。年間1000万円ほどの売上があるが、利益としては数十万円しか残っていないということです。
本屋は儲からないということはよく知られています。以前何かで読んだのは、本屋をやるのであれば不動産を買って、その1階に入りなさいということが書かれていました。そう不動産業の収入があった上でしか成り立たないということ。
とにかく読みやすいので、本好き、本屋好き、サブカル起業を目指す方などには良い一冊でした。
