少し前にKintone版で格安で販売されていたキャリア漫画「エンゼルバンク ドラゴン桜外伝 全14巻 完結セット 」。これはと思い購入して読んでみました。
普段は漫画はほとんど読まないのですが、ビジネスノウハウがわかりやすく書かれていることもあり、面白く読ませてもらいました。
同じ著者がこの副読本という形で、仕事に関する考え方をまとめた本が本書になります。
仕事とは?お金とは?
本書の中で仕事、お金の本質について述べられている部分があります。本書によると「仕事とは自由を獲得するツール」であるといいます。そして自分自身を囲っているものとして一番大きなものが「お金」。
小さなお金には小さな自由が、大きなお金には大きな自由が生まれる。お金をもつことにより選択の自由が広がるということです。
ちなみに選択肢を多く持つことは、決断をしない場合の最善の策になることは、以前、何かの本で読みました。つまりお金を持つことにより、選択肢を手元に置いておける優位な状況を置くことができます。
このスタンスが取れると仕事に対する向き合いも変わってきます。収入源が会社からのみの場合と他の収入源を持つことによる心のストレスの差は大きいです(実際、僕もそうですが)。
もし起業や独立をしてもこのお金という檻からは逃げられません。実は起業や独立も会社規則という制約は外れるかもしれませんが、お金という檻の中にいることには違いありません。お金の檻を遠ざけることで自由に動き回れることは、会社員、自営業ともに当てはまることです。
仕事を自由の獲得という見方ができるようになると、次のようなことに気づくようになります。
与えられた仕事は「作業」である
これもよく言われることです。電通鬼十則(昨今は叩かれいますが)の中にも「仕事は与えられるものではなく、作るものだ」という名言があります。
自らのために会社という信用を使って、仕事(社会に良いと思われる影響を与えること)を作り出すと仕事が楽しくなってきます。
表題にある「会社に左右されない」というのは仕事を自分で作り出すことなのだと思います。作り出し方は千差万別、各人の価値観に基づきます。
根本的に人生に勝ち負けはありません。自分の価値観という物差しで納得できれば勝ちだと思います。
であればその価値観に沿ったことを行う行動力がとれるかどうか。
その行動力の範囲を広げるのがお金だと思うのです。
エンゼルバンク公式副読本 会社に左右されない仕事術──仕事は「自由」を獲得するゲーム
- 作者: 三田紀房,モーニング編集部
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/02/09
- メディア: 単行本
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