★★★★
エヴァシリーズは、昔にテレビシリーズをまとめて観た程度。新劇場版も含めて、映画はパラパラと見たかなぁという程度。そんな僕がついにエヴァを観てきました。
その程度の知識でもなんとかついていくことができる。というかあらすじはもはや存在しないのではないか。
これはエヴァンゲリオンという社会現象にもなった作品の自体の物語。どう終わらせるのか。それが観たかった。
(ネタばれを含む)
そして庵野監督は見事に終わらせてくれました。すべてをゼロに戻すのではなく、前に進むという形で。
不条理な世界で、希望と絶望だけでなく、作るという選択肢を示すこと。
それは、現代版「書を捨てよ、町へ出よう」とも言える実写で終わるエンディング。舞台となった宇部新川駅は、庵野監督の地元。ここから始まったともいえるシーンで終わります。
監督、お疲れさまでした。