最近はやりのマーケット+音楽というフェス形態。4年前に立ち上がった揖斐川ワンダーピクニックという岐阜県揖斐川町で開催されるフェスに行ってきました。
会場は三輪神社という境内を中心とした小さな町の一角。そしてライブ会場はそこから15分ほど山を登ったところの小さな原っぱ。
フェスといってもマーケットエリアは入場無料。三輪神社の境内を中心に50店舗以上のオシャレクラフト&フード店が並びます。
今年は人数が多いようで、フードなどはかなりの行列でした……。
三輪神社境内では竹明かりやおみくじを結んで作る茅の輪、そして神輿の前でバランスボールストレッチなどなんでもあり。主催者のやりたいことが詰め込まれたカンジです。
ライブエリアまでは山を15分ほど登るのですが、竹林を見ながら登るアスファルトの道と鬼クエストという鬼にまつわるものを見つけながら登る山道コースがあります。
子どもたちは鬼クエストという響きにやられて山道を登っていきます。
高台にある見晴らしの良い場所にはオフィシャルドリンクバーが設置されていたり、山の上のお寺で地獄絵図について和尚に解説をしてもらったりとここにしかないアトラクションも楽しめます。
このここにしかないというところが重要ですよね。
ライブは山の中腹の芝生広場。如何せん出入り口が狭すぎて、何かあった場合はどうするのだろうと不安になってしまいます。観たのはChara。往年のヒット曲をいっぱいやってくれましたが、声が……。やっぱり出ていませんでした。
まぁ雰囲気ものですからね。
地域の祭りの次の形か
他のエリアからの集客をして地元にお金が落ちる(ただ出店マーケットの多くは他エリアなのですが…)仕組。
地元の住民がやろうということで実施されたこのイベント。フェスというよりもその雰囲気は地域の祭りの次の形なのだと思います。
今、マーケットがあるフェスが全盛になっています。露店のかわりにオシャレなマーケット。盆踊りや山車のかわりに音楽ライブ。
そう考えるとこう言った地域フェスは地域のお祭りの次の形とも言えます。
来場者も単なる音楽フェスが若者に限定されるのに対して、女性を中心とした若者、カップル、そしてファミリー層と来場年齢層も幅広くなっています。
なにより地域の人が主体となってイベントを運営しているところこそが大事なのだと思います。東京主体の資本の力によるエンターテインメントとはまた違った魅力があります。こういうことの方が最近、魅力を感じる日々です。
おそらく自分が年を取ったのと居を構えたからでしょうけど。