フアヒンに4泊し、バンコクに戻ってきました。バンコクでは2泊(最終日は朝8:00の飛行機なので、実際は1日半)になります。
約20年近くぶりのバンコク滞在記です。
ワットポー・ワットアルン
フアヒンからのバスは、ソンバットツアーというバス会社のバスを利用しました。ネットで予約できるので便利です。ちなみに満席(予約しておいてよかった)。
ホテルは最終日の空港への移動を考えて、エアポートリンク マッカサン駅のそばのホテルを予約していました。
ホテル後、MRTに乗って「サナムチャイ駅」へ。王宮やワットポーも最寄り地下鉄駅になります。
バンコクは20年近く前に滞在していたときに、ちょうど王宮に行こうとしていたところ、変な集団につかまり、運河の上で金品を取られそうになったところ。それ以来、良いイメージがありません……。当時はMRTなどなく、バスかモーターサイぐらいしか移動手段がなかったのです。
それがMRTのおかげで便利になったこと!
まずはワットポーへ。
寝大仏が有名で、以前来た時の思い出もその印象でした。改めて来てみると、寺院内の本殿は別にあることが判明。またタイマッサージの総本山でもあり、寺院内にマッサージ場もあることに気づきます。
また仏塔が綺麗であり、南国の空に映えます。
もちろん名物の寝大仏にも参拝。面白かったのは、寝大仏の背中側はそれほど見所がないかと思いきや、托鉢のような賽銭入れが並んでおり、20BTで小銭を買って、それを賽銭に入れて回るという仕組みがありました。なるほど、さすが宗教は、元祖エンタテインメントの仕組満載ですからね(例:お守り→グッズ販売、賽銭→投げ銭、檀家→ファンクラブ、お祭り→ライブ)。
ワットポーを出ようとしたところで夕立。20分ほど雨宿り。
ワットポーからチャオプラヤ川の渡し船乗り場へ。5BTで対岸に渡ります。ワットアルン(暁の寺)はチャオプラヤ川越しに観るのが本当にきれいですね。
渡し船を降りるとすぐに寺院につながっています。
ワットアルンは、何といっても美しい仏塔。1周回ります。
タイ人の女性が伝統衣装を着て写真撮影をしているのが多いこと!京都で着物でイメージ写真を撮っているのと同じような感じでしょうか。若い方だけでなく、おばさんも撮っているのが面白かったです。
それにしてもチャオプラヤ川ってバンコクの母なる川ですね。リゾート船や渡し船などが混じって行きかう姿は日本ではなかなかお目に掛かれません。
メークロン線路市場&ダムヌンサドゥアック水上マーケットツアー
帰国日前日は、バンコクで行ってみたかったメークロン線路市場のツアーに申し込みました。現地から申し込みましたが、ちゃんと朝8時にホテルに迎えが来ていて一安心。
日本語ツアーで2人で約10,000円ほど。
集合場所からはミニバンに乗り換えて、バンコクから南西へ100キロ程度行き、「Ban Ka Long」駅へ行きここから列車に乗る。この駅のそばに塩田があり、簡単に説明を受ける。ちなみに水がたんまり張っているいるのはエビの養殖だそう。
このBan Ka Long駅がメイクーロン駅へのツアー客の乗車駅になっておりで、あっという間に列車は観光客で満杯。車両は昔の日本の車両を使ったものだそう。いかにも途上国のローカル線といったところなのだが、基本的にはツアー関係の旅行客がほとんど。座席も争奪戦。
30分ほどのるとメイクローン市場到着。
メイクローン駅は終点なのだが、最後の駅の手前数百メートルが線路市場になっていて、そこに列車が汽笛を鳴らしながら滑り込むというもの。列車とお店は本当に近く、ハイタッチできます。到着前の列車から市場の見学客との近さが見もの。
線路部分の市場は、旅行客向けの土産物屋やドリンク屋などが中心。線路市場のまわりに日常の市場が広がっているというような作りでした。
今度は、先ほど降りた列車が折り返し出発します。これを市場側から見送ります。
確かに近い。よくけが人が出ないなぁという距離です。
このように1日4往復8回、この列車が行き来するたびに、軒先をたたむという光景が見られる市場。確かにタイでしか見られない一見の価値はあります。アトラクションとしても面白いのでツアーとしておすすめです。
メイクーロン市場の後は、ダムヌンサドゥアック市場へ。こちらはタイ最大の水上マーケットになります。
といってももはや観光地需要がほとんどなのが残念。手漕ぎやらモーターボートが行き来しています。ちなみにすべて観光客かそれを目当てにした物売り。
この水上マーケット横の屋台で昼食となります。食後適当に散策しましたが、途中運河から陸へ這い上がるワニを見つけて、子どもとともにテンションあがりました。
このダムヌンサドゥアック市場は、まぁこんな感じかぁという程度でしたが、メイクローン市場は一見の価値ありのツアーでした。
バンコクの渋滞
ツアー後にサイアムに行ってみました。そこには勢いのある途上国特有の最先端の部分と雑多なものが入り混じったSF的世界が広がっていました。
BTSも整備され高架を走る鉄道、ビル全面のネオン外壁、エアコンの効いた高層ビル群。一方、溢れかえるバイク、自動車、そして大渋滞。これぞ東南アジアの都市です。
特に夕立の後の高層ビル群と渋滞は、印象的な光景でした。
ちなみに僕らは、運河ボートでホテルまで帰りました。この運河ボート。多くの通勤客が使っており、ボートも次から次へと来ます。波止場も大きな道ごとにあり、まさしく水上バスといったところ。
日本だと鉄道が発達しており、観光船の意味合いしか無くなってしまいましたが、鉄道が未発達のバンコクにおいてはバスの代替を担っていました。
これまた海外ならではの体験でした。