
★★
『花束みたいな恋をした』の坂元裕二脚本、土井裕泰監督作品。そして主演が広瀬すず、杉咲花、清原果耶の3人(まじで全員好き)という完全に好みの全部盛りの作品ということで期待して観にいきました。
いや、なんなのでしょうか。
先般公開された坂元脚本「ファーストキス」と同じような展開。ちょっと同じような作品が続きます。
広瀬すず、杉咲花、清原果耶の3人はそれぞれ美しいのですが、これを全部一緒に並べるとさすがに食傷気味です。全員が綺麗すぎるのです。やはりそれぞれがピンの主演作品の方が魅力的なだったかな。まるで一時期の巨人打線のようです。
唯一良かったのは、あまり前に出ない横浜流星でしょうか。
もうひとつ良かったところは、3人が暮らす家の描写。なんともメルヘンで雑貨に囲まれる。このあたりは『花束みたいな恋をした』な雰囲気もあります。
個人的な趣味でいうと広瀬すずは『ちはやふる』、杉咲花は『市子』、清原果耶は『青春18×2』というその年の個人的ベスト映画が並ぶ布陣という出演者陣。
企画書的には負ける要素がない作品だと思うのですが、なんともチグハグな映画だっと思います。うーん、残念。