★★★★
アカデミー賞で『パラサイト』と並んで話題だった作品ということで鑑賞してきました。
1917年の第一次世界大戦の伝令のお話し。翌朝までに突撃命令を止めるための最前線に単独で向かうというストーリー。
本作の一番の見どころは、ほぼ1本のように見える脅威の長回し演出でしょう。戦場という極限状態を長回しという緊張感のある演出で表現しています。
本当に疲れる映画でした。
長回しによるストレス、そしてホラー映画あるあるのようなスリリングな展開。ヒッ!と思う瞬間が何度もあります。
ただ全編がつながっているようで、時間軸として圧縮されているのがわかります。このあたりはさすがというところでしょう。
時々出てくる長回し映画。疲れますがこれこそ映画芸術とも思えますので、やっぱり見入ってしまいます。
個人的は、まず『パラサイト』そしてこの『1917』と続けてみることが出来て今年のアカデミー賞の話題作を一通り見ることが出来て良い2月となりました。