映画
★★★ 息子が観たいというので、父子で鑑賞。 陰陽師シリーズはどうも食わず嫌いをしていたのですが、予想外に面白かったです。VFXの白組が入っています。 呪術を催眠術としてとらえており、特に催眠がかかったところをザ・VFXとして描いているところに好感が…
★★★☆ 2022年の個人的年間ベスト2位の『MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』の監督である竹林亮監督。本作は2021年に公開されたある春日部の中学校2年のクラスに密着したドキュメンタリー?映画作品である。 非常に興味深い作品だと…
★★☆ 昨年、息子と旅行に行った函館が舞台ということで、コナンの最新作を息子と観てきました。前回の「黒鉄のサブマリン」が良かったので、果たして本作はと思って観ていましたが、今回は詰め込みすぎじゃない……。 とにかく怪しい伏線がちりばめすぎていて、…
★★★☆ アカデミー賞総なめの注目作品。いやぁ情報量が多すぎて一回で処理できません。原爆の父の栄光と苦悩を描くという前情報で観に行きました。それを普通に時系列でやるのではなく、法廷劇として時間軸を組み替えながら描いていくあたりは、さすがノーラン…
★★★☆ 「市子」ですっかりファンになってしまった杉咲花主演。 “52ヘルツのクジラ”とは、他の仲間たちには聴こえない高い周波数で鳴く世界で1頭だけのクジラのこと。海の中で鳴き続けても届くことはない。 本作は、家庭に人生を搾取されてきたキコ(杉咲花)…
★★★★ PMS(月経前症候群)のせいで月に1度イライラが止まらなくなってしまう藤沢さん(上白石萌音)。同じ会社で働くパニック症候群を患った過去をもつ山添くん(松村北斗)。 二人の恋人でも友人でもない同僚というか同志のような絶妙な関係が見事でした。…
★★★ スティーブン・スピルバーグが1985年に手がけた同名映画をミュージカル映画としてリメイクした「カラーパープル」を観てきました。 ほとんど前情報なく観たのですが、黒人VS白人という要素も一部あるのだが、それよりも黒人間の家庭内暴力や虐待、女性蔑…
★★★★ 本年度アカデミー賞最有力作品ということで早速観てきました。 ”ゴッド”と称されるサイコな外科医によって、赤ん坊の脳と大人の身体を持って再生されたベラ。体と頭が追い付いていない状況から、それが頭が体に追いついていく様子が一種ファンタジー的…
★★★ フィンランドの名監督アキ・カウリスマキが引退宣言を撤回して撮った最新作。といいつつカウリスマキ作品は初めてでした。 北欧というと高い福祉水準というイメージですが、本作で描かれているのはそうした高福祉を支える階層のお話。監督の多くの作品の…
★★★☆ 黒柳徹子の幼少期を描いたベストセラーのアニメ映画化。 本作のテーマはおそらく2つ。ひとつはトットちゃんのトモエ学園での学園生活。もうひとつは戦争。ただ戦争の部分は、本編の終盤にしか出てこず、主にトットちゃんの幼少期の学園生活について描…
2023年は、30本の映画を劇場鑑賞することができました。目標である30本を超えることができました。特に12月は7本も鑑賞し、最後に追い込んだ1年でした。 2023年鑑賞映画 ベスト5は? 第5位 seach #サーチ2 前作も好きだったシリーズの2作目。すべてパソ…
★★★ 2023年の映画締めは子どもと一緒に「SPY×FAMILY」を観てきました。多少、漫画を読んでいたので設定は知っていたうえでの鑑賞です。 オリジナル脚本ということで、アニメ版をほとんど見ていなくても楽しめました。 アーニャは可愛く、チチとハハとの家族…
★★★☆ 現代版ロスト・イン・トランスレーションというのでしょうか。東京という街を舞台にした役所広司演じるトイレ清掃員の日々を描いた作品。 規則正しく、繰り返される生活。その中で木漏れ日のようにささやかな波が日常に押し寄せる。そのささやかな波の…
★★★☆ 評判が良くて観にいってきました。公開からかなり経っていましたが、それなりにお客さんが入っていました、 鬼太郎の父の物語。 戦争体験をした原作者の水木が、ある村に忍び込む。そこで鬼太郎の父と出会い、村の秘密と悲劇に触れていくという物語。 …
★★☆ 前作『翔んで埼玉』が面白かったので(観たはずなのですがブログに記録がなく、もしかしたら配信だったかもしれません)、続編を観てきました。 関西編ということで、期待をしていたのですが、正直そこまでだったかなぁというところ。 確かに滋賀県にお…
★★★★ 先日の「ナポレオン」に続いて鑑賞してきました。 これは傑作でした。 プロポーズを受けた翌日に姿を消した女「市子」を演じる、杉咲花の演技が素晴らしいすぎる。 ストーリーとしては、序盤からわかりやすい伏線がはられており、どちらかというと脚色…
★★★ リドリー・スコット&ホアキン・フェニックスということで観てきました。これぞ映画の大作という2時間半の超大作でした。 最初のトゥーロンの戦いで怖気けながらも圧倒的な勝利から始まり、アウステルリッツの戦いの湖上の戦闘シーンで頂点に達する彼の…
★★★☆ ソーラ・バーチとスカーレット・ヨハンソンの若き時代の青春映画のリバイバル上映。なんと2001年公開映画なのですね。 バカなクラスメイト、つまらない大人たち 死んだ町をぶらぶら彷徨い歩く 世界にうまく馴染めない ふたりの少女の分かれ道 キャッチ…
★★★☆ 『シン・ゴジラ』から7年。まずは『シン・ゴジラ』の後のゴジラ作品を受けたことに敬意を表します。 とはいえどうも不安要素がぬぐえないのが山崎貴監督作品……。ということで期待をせずに観にいったのですが、あっぱれ面白かったです。 ゴジラ映画だか…
★★★ あまり考えずに観れる映画はないかなぁと思って観た映画。 遠くない未来、人を守るはずの AI が核を爆発させたー。人類 AI の戦争が激化する世界で、元特殊部隊の〈ジョシュア〉は人類を滅ぼす兵器を創り出した“クリエイター”の潜伏先を見つけ、暗殺に向…
★★★ コルビジェと並ぶ近代建築の巨人、アアルト。フィンランドの建築家です。すみません、映画を観るまで知りませんでした。 伝記映画ということで、アアルトの周りの人の証言で構築されています。 最初の妻、アイノとともに作ったデザイン。面白いのは初期…
★★☆ みんな大好き菅田将暉のふわっとした映画になります。 ドラマも原作も接していましせんでしたが、映画.comの評価が高かったので、観にいってきました。 新感覚ミステリーというキャッチフレーズがついていますが、確かにミステリーというにはどうも軽す…
★★★★ 完全に舐めてました。 シムドライバー、つまりゲームのドライバーを実際に養成し、本物のレーサーにする。果たして、通用するのか……。 まず題材が面白いと思ったら、なんと実話をもとにしたストーリーということで、こういう取り組みがされているという…
★★★ たまたま映画館に貼っていたポスターで作品のことを知り観にいった作品。 鳥山明の伝説的作品を原作ということで、「ドラゴンボール」「ドラゴンクエスト」「アラレちゃん」で育った世代としては、やはりそのイラストのインパクトが大きいです。 わかり…
★★★ 監督の経験から着想を得たマイノリティ視点での軍隊のお話。 ゲイでホームレスであった主人公。ゲイであるため母親からは認めてもらえず、母に認めてもらうために海兵隊に入隊する。 しかし当時の海兵隊では、同性愛者は入隊できない。そこを自分と向き…
★★★☆ 昨年、コロナ禍でしぼんでいたエンタメ業界に、『トップガン』でこれが映画だということを示したトム・クルーズ。 『トップガン』に続いて、本作も彼が考える「映画とは」「映画館で観ることとは」ということを示した作品になっていました。 冒頭の潜水…
★★★★ 全く宣伝がなかった宮崎駿最後の作品。色々な考察がネットに溢れており、やっと観てきました。 ストーリーは簡単にいうと、母と死に別れたれた少年が、下の国(黄泉の国?)に紛れ込むという話。 しかし一度観ただけでは、よくわからないが圧倒的なもの…
★★★ ネット界隈の噂になっていたので観てきました。 かなり擦られた感もあるタイムリープもの。それを演劇風にやってみたというのが本作。 舞台は、京都・貴船。縁結びの神様ということで知られる貴船神社の参道の料亭が舞台になります。 本作の設定として、…
★★★★ (ネタバレ含みます) 本当に予告編に騙されました。複数の視点からみた学校の出来事。 基本的には3部構成で描かれた脚本。序盤~中盤は「いじめ」を題材にした角度によってはそう見えるよねぇということを描く。 そしてそこに仕込まれた伏線。1つ目…
★★ 見事なリブートシリーズとなった「クリード」の新作ということで観てきました。 今作は、マイケルBジョーダンが主演&監督ということで、スタローンは関わっていません。制作陣からもクリードの物語になっています。 物語は、クリードの少年時代のトラウ…