2023-01-01から1年間の記事一覧
★★★★ 全く宣伝がなかった宮崎駿最後の作品。色々な考察がネットに溢れており、やっと観てきました。 ストーリーは簡単にいうと、母と死に別れたれた少年が、下の国(黄泉の国?)に紛れ込むという話。 しかし一度観ただけでは、よくわからないが圧倒的なもの…
★★★ ネット界隈の噂になっていたので観てきました。 かなり擦られた感もあるタイムリープもの。それを演劇風にやってみたというのが本作。 舞台は、京都・貴船。縁結びの神様ということで知られる貴船神社の参道の料亭が舞台になります。 本作の設定として、…
★★★★ (ネタバレ含みます) 本当に予告編に騙されました。複数の視点からみた学校の出来事。 基本的には3部構成で描かれた脚本。序盤~中盤は「いじめ」を題材にした角度によってはそう見えるよねぇということを描く。 そしてそこに仕込まれた伏線。1つ目…
★★ 見事なリブートシリーズとなった「クリード」の新作ということで観てきました。 今作は、マイケルBジョーダンが主演&監督ということで、スタローンは関わっていません。制作陣からもクリードの物語になっています。 物語は、クリードの少年時代のトラウ…
プロレスはあくまでもエンターテインメント。 猪木が作ったプロレスが最強の格闘技という幻想。それが形骸化してきたところで、観客の希望だったUWF。リアルファイトなのかプロレスなのか。その絶妙な線を行った(行かざるおえなかった)UWF。そしてそ…
★★★ あちこちで話題になっていたので息子と観にいってきました。 任天堂がイルミネーションと組んで作ったマリオの映画化。まずお見事な出来だったと思います。お馴染みのゲームの世界をスクリーンに。親たちもやったはずのマリオシリーズ。 マリオ・ルイー…
★★★ アカデミー賞のノミネートで気になっていたTARを観てきました。 なんなんでしょうか、この映画。人間劇でもありホラーでもあり音楽映画でもある。静か流れで進む、しかしそれがなんとも不気味。どこかに罠が仕掛けられているような感覚。 クラシックシー…
映画化もされた三浦しをんの小説。 辞書作りという思いもつかない設定の爽やかな小説でした。 「辞書」がテーマということで、色々な「言葉」が出てきます。記憶というものは言語化することで残っていくということ、「言葉」を残していく、新しい「言葉」に…
★★★☆ ウォン・カーウァイが2001年に制作した短編のロングバージョン。といっても1時間ほどです。 若き仕立て屋と娼婦のお話。 原題は「手」なのですが、本当に「手」の映画でした。冒頭、いきなり股間と「手」から始まります。邦題のオシャレなイメージとは…
個人的にラスベガスという街に興味があります。何もなかった砂漠の真ん中に作られた人工的な街。 時々、思いついたようにラスベガスという街について書かれた本を読んでいます。本作はたまたま図書館で見かけたので読んでみました。 本作は、ラスベガスが小…
橘玲の本になります。 今回は、ビッグファイブ診断という心理学の研究を元にかかれた一冊になります。 ビッグファイブとは、人は5つの因子から成り立っているとしており、 外交的/内向的 楽観的/悲観的(神経症傾向 ※楽観的が低く、悲観的が高い) 協調性…
★★★★ いまや春映画の代名詞となったコナン。子どもが小学校に入ったころからここ数年、一緒に鑑賞しています。 すでにシリーズ最高傑作という触れ込みがある中、みんな大好き灰原にスポットが当たるということで期待して観にいきました。 GWの映画館、コナン…
コロナ以前には自転車で東海道、そして昨年はハマイチと自転車小旅行をしてきました。今年は目標にもしていた知多半島一周(チタイチ)をしてきました! 「あいち健康の森」から亀崎へ 事前にネットで調べていたとこと無料駐車場がある「あいち健康の森」を…
ある方に勧められて読んだ野球ノンフィクション。 1992年、1993年の日本シリーズが舞台。森監督率いる黄金時代の西武と野村監督率いる成長著しいヤクルト。 2年連続で7戦目までもつれ込むという史上最高とも言われる2年間の日本シリーズを、データと関係者の…
たまたま見かけてとった本。中野ブロードウェイに住む著者による、日本の九龍城?ともいわれる聖地中野ブロードウェイのノンフィクション。 1966年に建てられた中野ブロードウェイ。下層階が商業施設、上層階が住居施設で屋上にはプールや緑地まであるという…
★★★★ すべてパソコンの画面上で完結するというコンセプトで、思わず唸らさせられたサスペンス映画「サーチ」。その第二弾が公開されるということで、早速観てきました。 前回が娘の失踪を探す父という設定でしたが、今回は母を探す娘という設定になっていま…
最近よく使われるビルゲイツ絶賛の帯がまかれていて、ずっと気になっていた本。 コンテナの普及は、生涯にわたって創造的天才だった マルコム・マクリーンの行動から始まりました。戦前、実際はマクリーンの登場以前からコンテナに積み込んで運搬する発送は…
★★★ 北欧フィンランド映画ということで鑑賞。 フィンランドの10代の女の子3人の3週間のお話。 セックスや友情、家庭や目標……そんなことに悩む10代。なんかこういう悩みって40代になって振り返ると、そんなこともあったなぁと遥か彼方の記憶になってしまい…
エッセイ集を読んでみたいと思って手に取った本。 もともとがWEB記事からということで、まさに徒然なるままに書かれたエッセイ集でした。 エッセイ集の面白さは、他人の頭の中をのぞけること。著者のちょっとシニカルな視点で、世の中の事象を切り取ってくれ…
各県庁所在地の街のでき方について書かれた学術書。ブラタモリ的面白さが詰まっています。 明治維新の廃藩置県でおかれた各県庁所在地。もともとは城下町が主なところだけれども港町や宿場町、もしくは新たに設置された町(宮崎)もある。 それらの街がどの…
★★★☆ 噂を聞いて鑑賞してきました。公開から1か月ほどたっているので、上映会は1日1回。ただほぼ満席! 音楽が上原ひろみということで、さすがの躍動感といったところでしょうか。 JAZZを聞く人が少なくなるという現状に対して、18歳の若手JAZZユニットが…
★★☆ 子どもたちの希望で、ドラえもんの映画最新作を観てきました。 空に浮かぶユートピアを求め、暮らすお話。 ユートピアでは、そこで暮らせば、だれでもパーフェクトな人になれる。喧嘩もなく、賢く、協調しあう。そんな絵に描いた世界。 しかし、その違和…
★★★ 大方の予想通りアカデミー賞の最多受賞をしたエブエブ。ということで早速観てきました。 いや、マジでこれがアカデミー賞最多受賞なの……。 愛こそすべて。 それはわかる。でもこれでいいのか。。。もうわけわからん。一個一個はわかる。でもトータルでは…
★★★ 時々ある密室口論劇。個人的に「12人の優しい日本人」や「おとなのけんか」で面白いイメージがあるコンセプトです。 最近無いなぁと思っていたところで、久しぶりに観た密室口論劇の作品が本作でした。 余り予備知識なく観にいったのですが、2組の親の…
ずっとキャンセルだったり、一般参加なしが続いていた大阪マラソン。2019年以来4年ぶりに参加してきました。 2019年秋(昔は秋開催だったんですよね)の時は完全にペース配分を間違え、後半のアップダウンで失速。4時間51分と散々な結果になっていました。 l…
要約YouTubeというものがあるのは知っていましたが、ついに本にまでなっていました。 予約としては、1冊あたり6ページほどにまとめられています。範囲はお金全般にわたっており、割としっかりした内容からYouTube系や最近の米国株投資・株売買の指南本まで…
★★★☆ いつの時代にもあった子どもたちの心の悩み。原作は、辻村深月の本屋大賞受賞作品で、漫画化やジュニア文庫化もされている作品になります。 ミステリ仕立てで、いくつかの伏線があるので、なんとなく想像をしていた通りです。ただ本作に見所はミステリ…
岡本太郎の過去最大の回顧展。すでに東京・大阪で行われており、界隈では話題になっていた展覧会が名古屋にやって来るということで行ってきました! 会期の早めの時期だったのですが、NHKでやっていた「タローマン」のおかげ⁉もありかなりの混雑っぷりです。…
★★★ スリービルボードのマーティン・マクドナー監督作品。今年のアカデミー賞も多数ノミネートされており注目作品ということで観てきました。 舞台は本土が内戦に揺れる1923年、アイルランドの孤島、イニシェリン島。島民全員が顔見知りの平和な小さい島で、…
シンガーソングライターである著者の私小説。 読んだときは私小説と知らずに、よくまぁこれほどまでに内面的なことを描けるものだと思っていたのですが、私小説だったんですね。 時折アーティストに漂う不穏な闇というものの正体を垣間見える貴重な私小説で…